富士見高校(富士見町)の生徒が、町特産野菜のルバーブを使ったカレーを町内飲食店で提供してもらい、町の魅力発信や地域活性化につなげようと始めた活動が2年目を迎えた。今年メニューとして提供する店が現れたほか、メニュー化に向けて試作を続けている店もある。

 同校では生徒が2014年にルバーブを使ったカレーを開発し、JA全国高校生「みんなDE笑顔プロジェクト」の東日本大会で優良賞を受賞。翌年、町観光協会がレトルトカレーとして商品化し、町の特産として販売をしている。

 同校では昨年、生徒がグループ「富士活娘(ふじかつむすめ)」をつくり、ルバーブカレーを町内の飲食店で提供してもらい、「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B―1グランプリ」出場を目指した活動を開始。試行錯誤しながらカレーのルーを食品会社と開発し、独自にアレンジしてメニューとして提供してもらえるよう飲食店を回って協力を依頼した。同校は今年6月、活動資料を添えて同グランプリに応募。2、3年生5人が富士活娘を引き継ぎ、カレーの振る舞いといったPR活動を続けている。

 町商工会も地域おこしを目指した高校生の活動を後押し。協力の意向を持つ7店ほどが集まり、メニュー化に向けた情報交換などを行っている。

 ルバーブカレーは赤みがかった色とほんのりとした酸味が特徴。同町葛窪のそば店「そばきり喜蕎八(ききょうや)」は今年から提供を始めた。店主の日比野律子さん(54)の二女、郁夏(ふみか)さんが同校3年生で富士活娘の一人であることから、「町の良さをPRしようとする生徒たちの役に立てれば」と取り組んだ。試作を繰り返し、すり下ろしたニンジンやタマネギの薄切りを加えるなどしてメニュー化。そばと一緒に注文できるよう、ご飯とカレーのミニサイズにし、ルバーブの塩漬けを添えた。観光客の立ち寄りも多く、「珍しさから注文が寄せられる。さっぱりとしてヘルシーなカレーと言ってもらえる」(日比野さん)という。

 これまでルバーブのタルトなどを作ってきた富士見高原ゴルフコースのレストランも、細かく刻んだ香味野菜を炒めて加えるなど手を加え、今年7月から提供。多くの人に味わってもらえるようビーフカレーとの合盛りも検討したいという。

 試作を重ねメニュー化を検討したが、断念した店舗がある一方、カレーとマーボー豆腐を合わせたり、チャーハンへの利用を模索している飲食店もある。

 富士活娘隊長の菊池柚葉さん(3年)は「カレーを通して町を知ってもらえるよう、少しでも広まれば」と話している。