茅野市美術館は7日、対話型出張作品鑑賞会「おでかけ美術館」を同市豊平小学校で開いた。学校には、絵画と彫刻合わせて6作品が持ち込まれ、1年生38人が作品に触れられるほどの近さでじっくりと鑑賞。それぞれの感想を言い合いながら、芸術への興味を高めた。

 同館が2008年から実施している「対話による作品鑑賞」の取り組みの一環で行う出前講座。今回は、同館職員のほか、小川格さん=茅野市=と矢島史織さん=同=、吉野剛広さん=山梨県北杜市=の作家3人、美術館ボランティアらも参加した。

 学校には、作家3人がそれぞれ1点ずつ絵画作品を持参し、同館が収蔵する彫刻3点も運び込まれた。

 児童たちは5〜6人の少人数グループに分かれ、それぞれ2作品を鑑賞。作品の前では、個々に感じた感想を発表し合い、人の意見にも耳を傾け、作者の作品に込めた思いも考えた。

 自身の子どもの脳の成長を表現したという50号の絵画作品「Monster#12」を持参した矢島さんは、「子どもたちは素直で、作品から自分も想像しなかった発見をしてくれた。自身と同じ感覚を持ってくれた子もいてうれしかった」と話していた。