認知症のための支援やサービスの流れを分かりやすく紹介するため、諏訪市地域医療・介護連携推進センター(ライフドアすわ)が中心となって作成した冊子「諏訪市認知症ケアパス」が、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が行った「認知症ケアパスコンテスト」で優秀賞を受賞した。認知症の人を支える具体的なポイントを漫画などで分かりやすく表現したことが高く評価された。

 ケアパスは、認知症の状態に合わせて本人やその家族が利用できる支援、サービスを分かりやすく整理したもの。自治体ごとに冊子やリーフレットにまとめ、認知症の人が望む暮らしの道筋を立てるために活用されている。

 コンテストは昨年度、厚生労働省老人保健健康増進等事業の一環で行われ、全国177自治体から応募があり、▽当事者視点▽地域で支える視点▽社会資源の整理▽利便性―など8項目で採点した。優秀賞は31自治体が受賞し、県内では諏訪市と駒ケ根市、小諸市が受けた。諏訪、駒ケ根両市は「8ページ以内の部門」で8自治体に選ばれた。

 諏訪市は2017年度に認知症ケアパスを作成。ライフドアが見直しを行って20年9月に改訂版を発行した。受賞した冊子はA4判の両面印刷。認知症の経過に応じた支援のほか、毎月第2日曜の長野日報に掲載されるライフドアすわの連載「わが街で暮らす」から漫画を転載し、認知症の人の思いを分かりやすく伝えた。地域で支える具体的な対応ポイントや相談、支援窓口も盛り込んだ。

 ライフドアすわは「認知症の方が望む暮らしの道筋を立てるためにケアパスをご活用いただければうれしい」と話している。ケアパスはライフドアのほか、市高齢者福祉課(地域包括支援センター)、市社会福祉協議会などで配布している。ライフドアのホームページでも閲覧できる。