被爆地長崎は9日、72回目の「原爆の日」を迎える。7日は長崎市の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」のリハーサルを予定していたが、台風5号の影響で8日に延期された。  7日は、国内外7千以上の都市が加盟する平和首長会議(会長・松井一実広島市長)の第9回総会が同市内で開幕。国内外の出席者が爆心地公園を訪れて献花したり、長崎原爆資料館を視察したりした。  平和公園では来賓席の中型テントを組み立てるなどの準備が進められた。  8日は午前中から、式典の参列者席を覆う大型テントを設営。夕方にリハーサルがあり、平和祈念像前で田上富久市長や参列者の代表らが式典の手順を確認する。  式典には遺族や被爆者、来賓の安倍晋三首相、核保有国を含む海外57カ国(7日時点)の大使らが参列する予定。  厚生労働省によると、2016年度末現在で、被爆者健康手帳を所持する全国の被爆者は16万4621人(前年度同期比9459人減)で、平均年齢は81・41歳(同0・55歳上昇)。県内の被爆者は4万2970人(同2404人減)となり、このうち長崎市の被爆者は3万813人(同1734人減)で、平均年齢は81・01歳(同0・69歳上昇)。被爆者の減少と高齢化が一層進んでいる。