東京芸術大デザイン科の学生らが5〜10日、五島市の観光地や景勝地を巡り、思い浮かべた島のイメージを自由にデザインする創作活動に取り組んだ。五島を視覚的にPRするのが目的。デザインは今後、市内の土産品の包装などに活用していく予定という。  「五島がすごい!をアートするプロジェクト」と銘打ち、県五島振興局と市が初めて企画。同科の学生や大学院生ら8人を招いた。  学生たちは3班に分かれて行動。大瀬埼灯台や高浜海水浴場、鬼岳などの名所を見て回ったり各種生産者と交流したりして「材料」を集め、2日間かけて一人一人パソコンでデザインをつくりあげていった。  県市や観光、商工関係者約20人の前で9日、成果を発表。それぞれのデザインを印刷した紙で作った包装紙や手提げ袋を披露した。教会やツバキ、砂浜、岩山などデザインのモチーフはさまざま。学生は「険しい道のりの先に広がる美しい景色を(袋の)内側の青色で表現した」「オレンジの持ち手は飛行機から降りたときに感じた弾けるような五島の暑さ」などデザインに込めた思いを解説した。  ヘトマトやチャンココといった島の伝統的な風習を抽象的に表現したデザインもあり、市内関係者からは「活用したい」との意見が続出。大学院1年の槇野結さん(23)は「東京の表参道で持って歩いてもオシャレと感じるデザインを心掛けた。魅力ある五島で貴重な経験ができた」と笑顔で話した。