長崎県佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)でフンボルトペンギンのひな2羽が生まれた。無事に成長するようにと、卵を産んだカップルとベテランのカップルが1羽ずつ分担して子育てに取り組んでいる。
 父親はトイ(13)で母親はオト(7)。2年前にも二つの卵を産み、2羽がふ化した。しかしほかのペンギンが巣に入っていたずらをすることが防げず、2羽とも命を落とした。
 今回は子育てに集中してもらおうと、クルミ(11)とミドリ(18)のカップルを“代理親”に。2月下旬に卵のダミーをクルミとミドリの巣に置くと、どちらも卵を抱いたため、3月上旬に卵1個を託した。
 ひなは8日と10日にいずれも体長約13センチ、体重約100グラムで誕生。順調に成長しているという。飼育スタッフの比嘉紋子さん(45)は「年を重ねるほど子育てがうまくなる。(両方の)親がきちんと世話を続けるよう見守りたい」と話す。
 23日からは同園ペンギン館で平日限定(午前11時から15分間)の「ペンギンタイム」を開く。2羽のうちどちらかの体重測定の様子を間近で見ることができる。