長崎市のグラバー園を訪れる外国人観光客の満足度アップを図ろうと、外国人の目線で問題点や解決策を探る取り組みが進められている。同園での視察会では、参加者から案内板の英語表記の改良を求める声などが上がった。
 英語での接客力向上などを支援する事業を手掛けるAi国際医療研究所(長崎市、有永洋子所長)主催。改善を検討していた園側と目的が一致し実現。2回の視察会やアンケートを通じて問題点を分析、解決策を提案する。4月に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。
 19日の視察会には、市内に住む英国、タイなど4カ国4人が参加。英語のパンフレットと音声ガイドを手に、約1時間半、思い思いに園内を巡って、気付いた点や戸惑った点をチェックした。その後、集まって意見を出し合った。
 「案内板の英語の文字が小さい」「緊急電話(が入ったボックス)に付いている表示が漢字だけ。英語でも表示を」など素朴な意見が次々に上がった。カザフスタン出身の大学院生、サルタイエフ・イエスボルさん(38)は初来園。「順路が分かりにくかった。案内板はもっとカラフルなほうがいい」と感想を述べた。
 有永所長は「熱心に問題点を見つけてくれた。改善につながるような提案をしていきたい」と話した。7月に開く次回の視察会は、県外在住の外国人にも会員制交流サイト(SNS)で参加を呼び掛ける予定。