長崎県佐世保市八幡町の介護老人保健施設サクラは22日、施設内で新型コロナウイルスが発生した場合、感染した入所者らを一時隔離するための簡易居室を中庭に設置した。屋外にウイルスを含んだ空気が漏れるのを防ぐ「陰圧装置」を備えた建築用コンテナで、病床としての利用は全国で初めて。
 同施設には約90人が入所。感染者が出た場合、施設内よりも屋外で隔離した方が感染拡大のリスクを抑えられるとして設置を決めた。費用の一部は県の補助金で賄った。
 入院先が見つかるまで一時的に隔離し、その間は施設職員が防護服を着て介助に当たる。3月上旬の運用開始を目指している。土井直子施設長は「感染対策を徹底するが、万が一感染者が出た場合、有効活用したい」と話した。
 陰圧装置付き建築用コンテナは診察やPCR検査所として全国各地で利用されている。県内では佐世保市立急病診療所が発熱患者の診察室として2棟設置。昨年12月から運用している。