西九州新幹線(武雄温泉−長崎)は23日開業する。これに伴い博多−長崎直通の在来線特急は22日で運行を終了。本県を走る特急列車として約60年親しまれた「かもめ」の名は新幹線に引き継がれる。JR九州や沿線自治体の準備作業は開業間際まで続けられた。
 長崎市尾上町のJR長崎駅上空で、航空自衛隊「ブルーインパルス」のリハーサル飛行があり、多くの市民がサクラの花びら模様などの航跡を仰ぎ見た。展示飛行は23日午後1時半からの予定。
 開業初日の「1番列車」となる新幹線かもめの車両は22日夜、同駅に到着。在来線を含む各駅で未明にかけ、時刻表の張り替えや券売機の調整などを行った。
 新幹線と在来線の新駅ができる大村市では、駅周辺施設の竣工記念式典があり、JR九州の古宮洋二社長は「地元に愛されるようイベントを通じ、このエリアのにぎわいづくりに取り組みたい」と述べた。
 特急かもめは運行最終日を迎え、停車駅や沿線で鉄道ファンらがラストランを見守った。
 西九州新幹線の普通運賃と特急料金を合わせた博多−長崎の値段は、自由席5520円、指定席6050円で、いずれも従来の特急より460円高くなる。指定席はインターネット予約の割引切符もあり、博多−長崎の最安は、利用3日前までの予約で3600円。12月末までは、利用7日前までの予約で3200円の切符も販売している。