夢のNFLチアリーダーに挑戦! 諫早出身・橋詰愛さん(25)「地域、子どもたちのために」
長崎県諫早市出身のプロチアリーダー、橋詰愛さん(25)=福岡市=。身長156センチ、人懐っこい笑顔が印象的。2022年から3年間、社会人アメリカンフットボールXリーグ「福岡SUNS」の公式チアリーダーとして活躍。現在、福岡のプロチアリーダーチーム「Glorious Cheerleaders(グロリアス チアリーダース)」で活動しながら、チアの最高峰、米プロフットボールNFLのチアリーダーを目指す。
諫早市の創成館高時代、チアリーディング部を率いた。チアダンスと違い、スタンツ(組体操)などアクロバティックな動きを主体とする競技だ。大学では外国語を専攻。フランス留学中、小さな町で生き生きと暮らしている人を見て「『町(諫早)は何もない』と言うだけでなく、自分たちでつくればいい」。
帰国後、市内でカフェなどを営む陣野真理さんの元に飛び込んだ。商店街を盛り上げようと、陣野さんと高校生らが企画、運営するマルシェなどのサポートに加わった。
「未来に向けたまちづくり」の面白さを知り、県内のスタートアップ(新興企業)に就職。仕事は充実していたが、チアリーダーへの思いが高まった。仕事を終えると、福岡までダンスレッスンに通い、3年前、福岡SUNSのチアリーダーのオーディションに合格。それから仕事とチアリーダーとの両立の日々が始まった。
平日は会社、週末は各地で開かれる試合や練習、イベントで活動。「ただ踊るだけでなく、観客の皆さまと一緒に盛り上がる瞬間が楽しい。チアは人に元気を与える存在なのに、観客の皆さまから元気をもらい、自分の力になっていた」
米国挑戦のきっかけは、元NFLチアリーダー、曽我小百合さんとの出会い。「キラキラして、かっこいい姿に一目ぼれした」。NFLはダンス技術だけでなく、地域貢献の姿勢も重視されると知り、米国に活動の場を求めることを決めた。
しかし、渡航手続きや多額の費用などがネックとなり、一度はあきらめかけた。NFLはチームごとにオーディションがあり、数百人の中から選ばれるのは20〜30人という。競争率10倍以上の狭き門。でも合格すれば、九州初のNFLチアリーダーとなる。
「ここで挑戦しなかったら、きっと後悔する。それなら挑戦する」。背中を押してくれたのは、福岡で共に汗を流したチアリーダースクールの子どもたち。「チアを目指しても習い事で終わることが多い。大人になっても活躍できる場所があると伝えたい。すべての人に夢を与えたい」
来年初めにも渡米し、各チームのオーディションに向けたレッスンに励む。NFLのフィールドに立つ自身を思い描いて。


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