佐世保海上保安部管内で16日、衝突、浸水、機関故障と、いずれもプレジャーボート(PB)が絡む海難事故が4件相次いだ。17日は海の日。本格的なレジャーシーズンに入り、佐世保海保は出航前点検の徹底など事故防止を呼び掛けている。  同海保によると、16日早朝、佐世保市の黒島沖で男子高校生9人を含め10人乗り組みのPBで浸水が発生。ポンプで排水作業をしながら、市内の港にえい航した。船体の経年劣化が原因とみて調査中。  昼前には大村湾でPB同士が衝突する事故が発生。午後には西海市沖と佐世保市沖で、機関故障により航行不能となる事故が計2件起きた。幸い4件ともけが人はなかった。  同海保管内(平戸海上保安署管内を除く)で昨1年間に海難事故を起こした船舶は35隻。うち17隻がPBで、漁船を含めると全体の約9割を小型船舶が占める。海難種類別で最も多かったのは機関故障(7隻)。燃料切れなどの運航阻害、衝突、乗りあげが、いずれも6隻で続いた。全国的にも小型船舶による海難事故が多発しており、16日に始まった海上保安庁などの「海の事故ゼロキャンペーン」でも重点に掲げている。  佐世保海保は「機関故障や運航阻害は出航前点検をしっかり行うことで防ぐことができるものが多い。衝突を防ぐための見張りの徹底も重要だ」としている。