一体どこまで続くのかと思うほど長いナマコを、ダイバーのビタリー・バザロフ氏がエジプトの紅海で発見、動画に収めた。

 このヘビのようなナマコはおそらくオオイカリナマコ(Synapta maculata)。世界で最も長い種のひとつで、2、3メートルにも達する。

 海底のやわらかな堆積物の中を滑るように進み、体の一端にある触手を使って有機物や海中に浮遊する生物の断片などをかき集めて口に入れ、濾過して摂食する。

 ナマコは、世界中で1200種以上の存在が知られている。見かけはずんぐりしたジャガイモのようなものから、毛虫に似たものまでさまざまだ。小さな管足を使って這うものもいれば、このオオイカリナマコのように波状にうねって進むものもいる。

 食用にされるだけでなく、ナマコは医薬用としても珍重されている。ある研究では、ナマコからから抽出されたタンパク質がマラリア原虫の成長を抑制することを発見したと言う。ほかにも性機能低下を回復するとか、寿命を延ばす効能があるといった言説があるが、証拠はほとんどない。