年間200本以上の映画やドラマを鑑賞するe-NAVITAスタッフのKが「こんなかたにおすすめ」「楽しむポイント」などのプチ情報も交えながら、おすすめの映画をご紹介するこの連載。

「好きなだけお金を使ってみたい」「リッチな生活がしてみたい」「欲しいものすべてを手に入れたい」、そういう欲望のひとつやふたつは誰もが持っていると思いますが、そう簡単に叶えられないのが現実。たまにはお金持ちを描いた映画で追体験してみるのはいかがでしょうか。湯水のごとくお金を使っていく様子は抜群の爽快感があり、自分ではできないことを叶えてくれて、「これこそ映画の醍醐味」と思わせてくれます。リッチな生活を追体験できる映画だけではなく、主人公がお金持ちにいたるまでのサクセスストーリーを描いた映画、「お金持ち気分になった人」という一味違った映画もセレクトしました。また、紹介する映画はU-NEXT、Hulu、Amazonプライムビデオ、dTV、Netflixなどの各動画配信サイト(VOD)で配信されています。


セレブ気分に浸れる映画5選

1.「クレイジー・リッチ」
彼の正体は大富豪!シンガポールが舞台のシンデレラストーリー!

「クレイジー・リッチ」は、「付き合っていた恋人が実は世界的な大富豪だった」というシンデレラストーリーの映画です。主人公は恋人の家族に挨拶するため、彼の故郷シンガポールに向かいます。空港に着き、エコノミークラスに向かうと、何故かファーストクラスに案内され、彼がお金持ちであることを初めて知ります。しかも、並みのお金持ちではなく「シンガポール最大の不動産王」と、世界的な大富豪だったのです。王道的なシンデレラストーリーをアジア風に描いたこの映画は、登場人物はみな中国系で、生活様式やデザイン面もアジアンテイスト。屋台で食事をして、家では家族で餃子を包み、麻雀を嗜むなど、わたしたちが映画で見慣れた西洋のお金持ちとはまた違った姿を観ることができます。また、シンデレラストーリーでは定番とされている、恋人の母親との確執も現代風で、血縁を重んじる母親は、たとえ中国系であっても価値観がアメリカナイズされた主人公は嫁には相応しくないと一蹴します。「あなたは中国人ではなくアメリカ人よ」というセリフは、中国の目覚ましい発展の裏で起きているネイティブ・チャイニーズとチャイニーズ・アメリカンの不調和を表しており、社会系映画としての側面も持ち合わせています。

あらすじ

ニューヨーク大学で経済学の教授として働いている主人公レイチェル(コンスタンス・ウー)は、恋人ニックに誘われて彼の故郷シンガポールに訪れる。そこで判明したのは彼がアジア屈指の不動産王の御曹司であることだった。いきなりセレブの世界へと足を踏み入れることになったレイチェルの驚きも束の間、彼女を待ち受けていたのは2人の交際をよく思っていないニックの母や家族親戚一同、さらには元カノや社交界のセレブ女子からの嫉妬だった。

2.「モリーズ・ゲーム」
アスリートから高額ポーカーの経営者へ。実在する女性の栄光と転落。

「モリーズ・ゲーム」は、怪我を理由にアスリートへの道を断念した主人公が高額ポーカーの経営者として台頭していく様子を描いた映画です。アスリートの舞台から身を引いた主人公はウェイトレスのバイトで食いつないでいたところ、とあるきっかけでポーカーゲームの運営アシスタントをすることになり、後に自分で高額ポーカーの経営を始めました。そして、そこにはハリウッドスターや大企業の経営者などが参加者として集まるようになり、大金を手にしました。このように大きな挫折から大物と肩を並べるまで、いかにノウハウを蓄積して独立したのかをつぶさに捉えたのが本作です。後に彼女は違法賭博の罪でFBIに逮捕されてしまい、再び大きな挫折を経験するのですが、めげることなく不屈の心で歩んでいくその勇ましさに勇気を貰えるのではないでしょうか。本作はモリー・ブルームという実在の女性が書いた回想録を、映画「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンが脚色し、初監督作品として製作しました。主人公を演じるのはキャリアウーマンや軍人といった「強い女性」の演技で高い評価を獲得し続けるジェシカ・チャステイン。本作でもその演技力は遺憾なく発揮されています。また、実際のポーカーの参加者にはレオナルド・ディカプリオやベン・アフレックがいたと言われています。

あらすじ

スキーのフリースタイル競技「モーグル」の選手として五輪出場も有望視されていたモリー(ジェシカ・チャステイン)は、試合中の怪我でアスリートの道を断念する。ロースクールへの進学前に1年間の休暇をとるためロサンゼルスにやってきたところ、ポーカーゲームの運営アシスタントをすることになり才覚を表した。その後、26歳にして自分で高額ポーカーの経営を始めるが10年後に逮捕されてしまう。

3.「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
お金は投げ捨てろ!金遣いの荒さが気持ちいい、真の豪遊!

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、学歴も人脈も経験もない主人公ジョーダンが年収4,900万ドルにまでのし上っていくサクセスストーリーを描いた映画です。実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録をコメディに仕上げ、マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの名コンビで製作されました。ジョーダンはお金持ちになる野望を抱いてウォール街の投資銀行・LFロスチャイルドに入社するも、世界的株価大暴落「ブラックマンデー」により会社が倒産してしまい、早速失業してしまいます。その後、26歳で証券会社を設立し、非合法な株の売買で事業を拡大させて年収4,900万ドルを稼ぐようになりました。何もない状態から、富と名声を一気に手に入れる様子はまさに夢のよう。儲かる度に社内でカーニバルのようなパーティーを開き、ヘリポート付きの豪華ヨットを購入し、一晩のディナーに260万ドルを使ったりと、「欲望の赴くままにお金を湯水のごとく使う」を地で行く贅沢ぶりは、観ているだけでこちらも楽しくなってくるほど気持ちがいいです。まさに絵に描いたようなサクセスストーリーですが、これが実話であり、ほんとうはもっと過激だったそうですから驚きです。また、ジョーダンは違法な手口で儲けるあこぎな人ですが、スピーチが上手でカリスマ性があり、彼の下で働く社員たちもどんどん金持ちになっていくので、社内の士気は非常に高く、彼らはみんな楽しそうに働いています。その姿を観ると、こちらも「バリバリ働いて金持ちになってやる」という意識になりますので、仕事への意欲を高めたいかたにもおすすめです。

あらすじ

学歴も人脈も経験もないが、金持ちへの野望は人一倍強いジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)は22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込む。その後、26歳で証券会社を設立し、年収4,900万ドルを稼ぐようになり、「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになるが、ひとりのFBI捜査官に目を付けられ、非合法な株の売買で儲けていることが明らかになっていき、破滅の兆しが訪れる。

4.「華麗なるギャツビー」
すべてを一人の女性に捧げた男。謎めく大富豪の正体とは?

「華麗なるギャツビー」は、素性も仕事も謎めいている大富豪ジェイ・ギャツビーの正体と目的について、主人公のニックが回想していく映画です。アメリカ文学の代表作「グレート・ギャツビー」を原作にしており、映画化は2度目です。本作の見どころは、ギャツビーに関する出来事と未曽有の好景気で湧きだっているニューヨークの景色です。舞台となる1920年代のアメリカは、石油産業と鉄鋼の生産のおかげで世界一のお金持ち国家になりました。ニューヨークはそれを象徴するように夜でも灯りの絶えない街となり、大金を稼いだ人たちはセレブなファッションで身を包んで豪華絢爛な日々を送っていました。主要な登場人物はみんな上流階級のお金持ちで、家は城のように大きく、女性たちはいつもドレスを身にまとっています。まさにお金持ちを想像したときにパッと浮かぶイメージを、そのまま絵にしたような画面作りがされています。ギャツビーはそんなお金持ちの中でも頭一つ抜けるほどの資産を持っており、膨大な金をかけて毎夜大邸宅でパーティーを開催しています。彼がそんなことをしている理由は、デイジーという昔恋仲だった女性が対岸の家に住んでいるので、興味を持ってパーティーに参加しにくるのではないかと期待していたからでした。しかし、一向に現れる様子はなく、デイジーのいとこであるニックに取り次いでもらい、再び出会うことになります。彼は「すべてデイジーのためだ」と語り、自分の持っているすべてをデイジーに捧げんとばかりに熱烈なアプローチをします。なぜ彼はここまでデイジーに尽くすのか。興味の湧いたかたは是非ご覧ください。

あらすじ

城のような大邸宅に暮らし、素性も仕事も謎めいた大富豪のジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)は、豪華絢爛なパーティーを毎夜開催していた。隣の家に引っ越してきた青年ニック(トビー・マグワイア)と交流を深め、ギャツビーは自身の生い立ちについて語り始めるが、どうにも嘘くさく、ギャツビーが何か隠し事をしているとニックは直感する。やがてギャツビーはニックのいとこである令嬢デイジー(キャリー・マリガン)に接近するが、彼女はすでに結婚していた。

5.「ブリングリング」
300万ドルを盗んでセレブの仲間入りを果たした若者たち

「ブリングリング」は、ハリウッドで実際に発生したティーンエイジャーによる窃盗事件をベースにした映画です。ある年、パリス・ヒルトンやオーランド・ブルームといった、セレブと呼ばれる人たちの豪邸を狙った空き巣被害が多発し、被害総額は300万ドル以上にも上りました。いったい誰が盗んだのか調査を進めていくと、犯人は友人同士で結成されたティーンエイジャーの窃盗団でした。5人いる内の4人は女の子で、セレブに憧れてファッション雑誌を眺める日々を送っていました。そんなある日、リーダー格のレベッカがパリス・ヒルトンの家に忍び込んで服やアクセサリーを盗んだことをきっかけに、彼女たちはエスカレートしてどんどん盗みを働くようになり、犯罪に手を染めていってしまいます。それを観ていると「あちゃー、そんなことしちゃ駄目だよ」と言いたくなりますが、その一方で彼女たちの屈託のない笑顔を観て、「よかったね」と嬉しくもなります。彼女たちにとってセレブのクローゼットは、ドレス、アクセサリー、靴、バッグ、化粧品、サングラスと欲しいものがなんでも揃っている宝石箱で、それらがすべて手の届くところにあるというのは、まさに夢が叶った瞬間です。調達を終えた彼女たちは、早速それらを身にまとい、セレブ気分で肩で風を切りながら街に繰り出していきます。それはなんとも楽しそうなひとときで、「羨ましい」という本音がポロっとこぼれてしまいそうになります。お店に入って、気に入ったものを好きなだけ持って帰ってみたい、というのは誰しもが一度は妄想する危険な欲望ですが、それを追体験できる映画が「ブリングリング」です。

あらすじ

セレブたちのゴージャスな生活を夢見る少女レベッカ(ケイティ・チャン)ら5人組は、セレブの住まいをインターネットで調べ、空き巣を繰り返してブランド品を次々と盗んでいく。出来心で始めたイタズラだったが、やがて5人は後戻りのできないところまで足を踏み入れてしまう。

まとめ

以上、「こんな暮らしがしてみたい!セレブ気分に浸れる映画5選」でした。観ているだけでストレス発散になるような映画もあり、わたしたちの中に秘められた欲望を少しだけ満たすこともできるかもしれません。また、彼らは夢のようなお金持ちとして登場しますが、こういった人たちが実在するのも事実で、けっして夢物語ではないことを考えると、今回ご紹介した映画がもしかしたら何かの参考になるかも!?お金持ち映画は作品数が多いため、是非他の映画もご覧になってみてください。