整備新幹線として計画され、半世紀をかけて開業にこぎつけた西九州新幹線。
2022年9月23日の開業に至るまでには、紆余曲折の歴史がありました。

およそ600人を招いて、長崎市内で開かれた23日の「しゅん功開業祝賀会」では、斉藤国土交通大臣や歴代知事らが関係者への感謝を述べました。

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金子原二郎 元知事:
「ようやくきょう出発式で6時17分の列車をお見送りして、何か熱く感じるものもありました。50年の念願がかないました」

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49年前、国の事業として始まった新幹線長崎ルート──
当初は佐世保を通る予定でしたが、採算の都合などから1992年に、『武雄と大村をほぼ直線で結ぶルート』に決定されました。

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新幹線の ”整備方式” を巡っても紆余曲折あり、在来線を活用する『スーパー特急方式』から、新幹線と在来線どちらの線路も走ることができる『フリーゲージトレイン』に変更されました。

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しかし開発が難航したため、2016年長崎・佐賀両県などは、”在来線と新幹線を乗り継ぐ”『リレー方式』の暫定採用で合意します。

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ところがその翌年、国はフリーゲージトレインの開発を断念し、『全線フル規格』に方針転換。

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これに佐賀県は『財政負担』などから強く反発し、今も協議が続いています。
 

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鏡開き「よいしょー!」

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開業を迎え、長崎県の中村前知事は──
中村法道 前長崎県知事:
「時間・距離が相当短縮されますので、また産業活性化の一つのきっかけになっていくのでは」

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一方、大石 知事は、解決の糸口が見えない全線フル規格化に向けて改めて「佐賀県との協議を続ける」と述べました。
大石賢吾長崎県知事:
「(佐賀県の)デメリットをできるだけ小さく、メリットを一緒に享受できるような知恵を一緒に絞っていく」
 

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JR九州 青柳 俊彦 会長:
「乗り換えによって、西九州新幹線は”投資 対 効果は1を割っている” というように政府も発表しておられますので、このままではやっぱりよくない」

華々しい開業を迎えた一方で、今後、残された課題にどう向き合っていくのかが注目されます。