長崎県内では14日、新たに220人の新型コロナウイルス感染者が発表されました。
全国的な感染拡大で『第8波の入り口』とも言われるなか、感染への備えや疑問を専門家に聞きました。

厚労省が感染拡大『第8波』への警戒感を示す中、長崎市では13日から、『4歳までの乳幼児へのコロナワクチン接種』が始まりました。

父親:
「(息子の)体が弱いわけじゃないんですけど、すぐ体壊すからワクチンは、いっときあれかな…(接種を見送る)」

母親:「副反応がシンプルに怖いですよね」
■ 乳幼児の“重症化リスク”減 が期待できる
乳幼児への接種について長崎大学の森内教授に聞きました。

長崎大学病院 森内浩幸 教授:
「6か月から4歳っていうのは、5歳以上に比べると重症化のリスクはあります。
(最近)『5歳未満』で なおかつ『もともと何の病気もなかった子どもたち』が結構お亡くなりになっています。
そういう被害を少しでも減らそうということであれば、重症化を防ぐということであれば、十分に期待することのできる」
■ インフルエンザ同時接種「海外では“特別な懸念”は起こっていない」
季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されています。

40代女性:
「インフルエンザも私も気がけて注射を打っていたりとかもするんで、みんな怖いんじゃないかな」

20代女性:
「インフルエンザとかも流行ってくると思うんで、そこは気を付けようかなと」

流行に備え、『新型コロナ』と『インフルエンザ』のワクチンを“同時に接種”することは問題ないのでしょうか?

長崎大学病院 森内 浩幸 教授:
「海外で同時接種は相当数行われていて、安全性とか有効性に特別な懸念が起こらないということはもう確かめられていますので、インフルエンザのワクチンに関しては、新型コロナと同時接種でもいいし、2週間あけなくても、翌日とかの接種でも全然構わないということになっています。
予約の取れたものから順番に打っていった方が私は良いかなと思っています」
森内教授によりますと、乳幼児であっても重症化のリスクを減らすためにはワクチン接種が有効。
そして新型コロナとインフルエンザワクチンの同時接種を望む人には、積極的な接種を勧めています。