“新型コロナ5類引き下げ”に長崎大学学長「対策を転換させ新たな段階に入っていくべき」

長崎県は19日、新たに1067人の新型コロナウイルス感染と、50代から90歳以上の男女、あわせて9人の死亡を発表しました。
18日現在の病床使用率は46.3%で重症者は4人です。

長崎県はインフルエンザと新型コロナの同時流行で救急外来がひっ迫しているとして感染対策の徹底と共に『コロナ抗原検査キット』や『解熱剤』の事前準備などを呼びかけています。

長崎大学学長「これまでの対策を転換させる時期」

長崎大学　河野 茂 学長：
「換気に注意しながら、マスクなしの──ですとか、対面の──とか、やはり新たな段階に入っていくべきだろう」

長崎大学の河野茂学長は政府が、新型コロナウイルスを、感染症法上の『2類相当』から外出自粛などが求められない『5類』に引き下げを検討していることについて、“これまでの対策を転換させる時期にきている”との見解を述べました。

その一方で「コロナワクチンで重症化や死亡を防ぎ、医療体制を守ることや、治療薬の処方の範囲拡大が重要だ」との考えを述べました。