長崎県内ほとんどの公立高校で1日、卒業式が行われました。
『マスクを着用しないことを基本』とする県教委の方針を受け、“マスクなし”で式に臨む卒業生の姿がみられました。


高校最後の晴れの舞台でようやくマスクを外すことができました。

257人が卒業する長崎東高校では呼名や校歌斉唱など『声を出す場面』以外は、マスクを着用せずに行われました。

卒業生代表 藤丸 茉里子さん:
「新型コロナは 私たちの高校生活の背後にある一つの添え物に過ぎず、そんなことと関わりなく、私たちはこの3年間様々なことにチャレンジし、本当の仲間を見つけさせてくれたと今実感しています」

5組一同:「大好き!ありがとうございました!」

入学してまもなく臨時休校となり高校3年間をコロナ禍で過ごした生徒たち。
最後のホームルームでは──
卒業生:

「(コロナ禍の3年間)本当につらい思いをいっぱいしたんですけど、一番辛いのは友達と別れることで。
卒業っていうのは学校だけとして、僕たち“友達との卒業”というのは一生やらないということで…お願いします」

「入学当初は友達ゼロの状態からスタートしたけど、この3年間で沢山の友達と思い出ができました」

(母へ)「喧嘩したりして、たくさん迷惑かけたけど一番感謝しています。
自分が誇りに思える仕事に就いて、今までの恩を少しずつでも返していけたらと思います」


コロナに負けず学業や部活動に励んだ3年間卒業生は、思い出や感謝を胸に未来への一歩を踏み出します。