7日、長崎市の三菱重工長崎造船所で海上自衛隊の新型護衛艦「みくま」の引渡式が行われました。

全長133メートル・排水量3900トンの「みくま」は防衛省が10隻の建造を予定している「もがみ」型護衛艦の4番艦で、建造費は去年12月に就役した3番艦「のしろ」とあわせておよそ951億円です。

「みくま」は機雷の除去能力を備えているほか従来の半数程度にあたるおよそ90人の乗組員で運用できるのが特徴で、佐世保への配備が決まっています。
防衛省 酒井良海上幕僚長「本艦みくまは増大する平時の警戒監視に対応し、海に囲まれている我が国の防衛において多様な任務の遂行を可能にする最新鋭の護衛艦である」
一方、三菱重工・長崎造船所では2月、工場内で作業員1人が死亡する事故が発生しており、三菱重工は「警察や労働基準監督署などで原因を調査中。引き続き遺族に対し誠意をもって対応する」としています。