2022年10月から12月の長崎県内の観光客数は、前の年より20万人以上増加したことが 県のまとめで分かりました。

観光客の姿は長崎市にも…

観光客:「きょうは山口県から。子どもが坂本龍馬が好きで」

7日は平日でしたが、長崎市南山手町のグラバー通りには多くの観光客が訪れていました。

長崎オルゴール館 森 一久代表:
「(売上は)やっと “例年並” から “ちょっといいくらい” になってきていると思います」

こちらのオルゴール店では観光客の増加に伴って、ようやく売上もコロナ禍前に戻りつつあるそうです。
長崎オルゴール館 森 一久代表:
「去年10月くらいからお客さんが増えて、それからずっとお客さん増加していると思います。
年明けてからは一般客も来て、それに交じって修学旅行生も来てくれているので」
外国人観光客 約2.8倍 修学旅行生も復調の兆し

県のまとめによりますと、2022年10月から12月の県内の『主な観光施設の利用者』は151万6千人で、前の年の同じ時期と比べ 20万3千人増加。
『主な宿泊施設』は153万2千人が利用し、前の年の同じ時期と比べ 21万5千人増加しています。
どんなお客さんが増えているのか聞いてみると…

岩崎本舗 今村 恵美 店長代理:
「修学旅行生も多いですし、外国人観光客の方も増えています。台湾の方が多いような気がします」

外国人観光客は、新型コロナの”水際規制緩和” が進んだ韓国人の宿泊客の増加があったことなどから、前年同時期と比べ およそ2.8倍となっています。
これから春の行楽シーズンに向け、店側の期待も膨らみます。
岩崎本舗 今村 恵美店長代理:
「もっと(お客さんが)坂を埋め尽くすようになってくれれば」
新型コロナで浮き沈みが激しかった観光業界ですが、ようやく、本格的な回復の兆しが見えてきました。


加えて国際クルーズ船の入港も再開されることで、これまで長崎観光の一翼を担っていたインバウンド需要にも期待が膨らみます。
今年5月には『海の女王』と呼ばれるイギリスの大型客船クイーン・エリザべス号の長崎寄港も予定されているということです。