14年前、長崎県大村市で内縁関係にあった女性を殺害したとして逮捕・送検されていた72歳の男について長崎地検は23日、殺人の罪で起訴しました。
殺人の罪で起訴されたのは長崎県大村市の無職 馬場 恒典 被告 72歳です。
起訴状などによりますと、馬場被告は2009年4月から6月頃、当時の自宅で内縁関係にあった松永千賀子さんを鈍器で複数回殴り、殺害したとされています。

松永さんは2009年春頃から行方不明となり、その年の10月に松永さんの両親が行方不明届を提出。
捜査関係者によりますと、当時、馬場被告は松永さんの行方を捜していた両親に対し「出かけている」などと話し、松永さんが生きているかのように偽装していたとみられるということです。
長崎地検は馬場被告の認否を明らかにしていませんが、代理人弁護士によりますと「罪は犯していない」と逮捕時から一貫して否認しています。