世界最大級の原子力空母、アメリカ海軍の「ニミッツ」が19日朝、佐世保に入港しました。原子力空母の佐世保寄港は9年ぶりです。

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山口仁記者「原子力空母ニミッツが佐世保港に入って来ました。甲板には艦載機の姿も見え、まさに動く航空基地といった感じです」

佐世保に入港したのはアメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」9万7000トンです。ニミッツは去年11月から西太平洋などで訓練をしながらパトロールの任務に当たっており、甲板には戦闘攻撃機スーパーホーネットなどを乗せたままの寄港となりました。

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一方、佐世保港を見下ろす高台では労働団体のメンバーらおよそ20人が集会を開き、9年ぶりの原子力空母入港に抗議の声を上げました。

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佐世保地区労働組合会議 山口原由事務局長「こういう風に戦争の道具のものが、でしかないものが、佐世保に入ってくる、そういう風なところをですね、問題だと、とらえています。平和を求める私たちの声を絶やさないようにしていきたいと」

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ニミッツは午前10時頃湾の中央部に停泊しました。今回の入港目的についてアメリカ海軍は乗組員の休養のためとしており、市民への艦内公開などは計画されていません。ニミッツは佐世保に5日間滞在し今月23日に出港する予定です。