禁教期に日本では失われたもののバチカンには現存している交流史料が専門家によって整理・分類され、今月イタリアで開かれた国際シンポジウムで目録として公開されました。

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16世紀から18世紀にかけての日本のカトリック信者とバチカンとの交流の証となる史料は、ほとんどが禁教期に失われましたが、バチカンには今も大切に保管されています。

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これらをバチカン文書館の専門家らが整理・分類し目録としてまとめました。

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このほどイタリアで開かれたシンポジウムでは、カトリック長崎大司教区の高見三明名誉大司教らが出席する中、潜伏キリシタンの歴史などを記した目録作成までの経緯などが報告されました。

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高見三明大司教:
「キリスト教徒の迫害資料は、日本にはあまり残っておりません。しかし、バチカンではまだ未解明の多くの文書が残されています。これらの文書を解明し、研究する必要があります。」

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目録が作られたことで、潜伏キリシタン時代の日本の知られざる歴史が解明されることが期待されています。