西海市の大島造船所が三菱重工から引き渡しを受けた香焼工場で、早ければ7月にも新しい船の建造を始めることが分かりました。

大島造船所の香焼工場は、かつての三菱重工長崎造船所 香焼工場の新造船エリアにあたる場所で、2021年3月に両社で売買契約が結ばれ、去年12月には全てのエリアの引き渡しが完了していました。

今回建造されるのは、大島造船所の主力商品で、穀物や石炭などを積む『ばら積み貨物船』です。

大島造船所によりますと、作業は年内にも始まる見通しで、それに向けた採用活動も始まっているということです。

詳細な着工の時期ですが、長崎市の造船業者によりますと、早ければ7月との見方もあり、香焼の造船所が再び活気を取り戻すことが期待されます。