長崎市の商業施設『長崎西洋館』が31日に閉館し、32年半の歴史に幕を下ろします。


国情緒あふれる西洋風の外観に──
建物の中を路面電車が走るという珍しい造り。
32年半の間、市民に親しまれてきました。



地下2階、地上3階建ての『長崎西洋館』は長崎市川口町に1990年11月、オープン。




長崎電気軌道が32億円をかけて建て、アンティーク雑貨店やレストランが営業。夏には…お化け屋敷もありました。
多くの思い出が詰まっています。


一方で多い時は30近いテナントが入っていたものの、開業当初から赤字が続いていました。
長崎電気軌道は抜本的な経営の見直しが必要であるとして、2022年5月、閉館を決定しました。

31日午後11時に32年半の歴史に幕をおろす長崎西洋館。
跡地については売却を含めて検討中ということです。