7日間にわたって行われた県高校総体は9日が最終日。
ラグビーの決勝戦は息詰まる接戦となりました。



今大会無失点、前回大会王者青のジャージ長崎北陽台と、5大会ぶりの優勝を狙う赤の長崎南山。

長崎南山チーム:
「新人戦の決勝の時みたいなディフェンスでいこう。どんどん上げて、どんどん下に入ろう」

両校とも準決勝を快勝して臨む試合。開始直後から激しくぶつかり合います。


試合が動いたのは、前半8分。
南山のスクラムハーフ山下がインターセプトし、そのままトライ。先制します。

対する北陽台は前半27分。

ロックの田崎が力強いゲインでトライをもぎ取り、前半は南山が2点リードの7対5で折り返します。

(ハーフタイム)長崎北陽台:
「あまりにもちょっと受けてるよ。やっぱり向こうのほうがチャレンジングにどんどん体当ててきている。こっちがもっと跳ね返さないといけない」


後半、王者の貫禄を見せたい北陽台はモールから前進しトライを決め、逆転します。

しかしその後は南山がボールを支配する時間が増え、北陽台は苦しい展開が続きます。

終了間際の後半28分には繰り返しの反則で “シンビン”

14人となった北陽台に対して南山はスクラムを選択。

空いたスペースにトライを決め同点に追いつきます。

そして、ラストプレーの後半31分。南山の高校日本代表候補の後藤が見せた華麗なステップ。

これが決勝トライとなり、南山が5大会ぶり9回目の優勝を果たしました。

長崎南山 後藤 祭 主将:
「自分が行くしかないと思いました。時間もなかったんで。目標は四冠なので、この三冠に満足せずにどんどんレベルアップしていきたい」

両校は今月17日から佐賀県で開かれる九州大会に出場します。