" 転職先で使えると思った " 航空保安対策にかかわる秘密情報を不正に持ち出し　ORC 男性元管理職を書類送検

ORC=オリエンタルエアブリッジの元管理職の男性が、保安対策にかかわる営業秘密を不正に持ち出したとして、長崎地検に書類送致されていたことが分かりました。

書類送検されたのは、ORCで安全管理などを担当する安全推進室の管理職を務めていた66歳の男性です。

ORCによりますと、男性は、同業他社に転職する直前の2022年11月、会社貸与のパソコンを使ってサーバーにアクセスし、保安対策などに関する情報データを自分のUSBに転送・コピーし持ち出したということです。

後任の安全管理を担当する職員がパソコンを確認したところ、男性の情報データ持ち出しが発覚。

被害相談を受けた警察は、9日、不正競争防止法の営業秘密の侵害容疑で男性を書類送検しました。

男性は4年ほど安全推進室に勤務しており、警察の調べに、「転職先で使えると思った」と話しているということです。

今回の件を受け、大阪航空局は、ORCに再発防止策の作成を求めています。