ちょっとひととき…懐かしい “昭和の長崎”を感じてみてください。
NBCライブラリーに残る 昭和50年代の貴重な映像の一コマです。

長崎市民から“浜んまち”の愛称で知られている長崎一の繁華街『浜町商店街』の話題です。
『浜町商店街』は、時代と共に生まれ変わってきました。
西側入口には、慶応4年に日本初の鉄橋として誕生した「鉄(くろがね)橋」があり、完成時は長崎の新名所でした。
※2023年現在の橋は1990年に架設された3代目です。



「鉄橋」を渡ると、浜町アーケードに入ります。
およそ400mの通りに、ファッションやグルメなど180店舗以上が集まる商店街です。
アーケードが建設されたのは1957(昭和32)年で、九州では福岡県の小倉に次いで2番目に建設されたという古い歴史を持っています。

浜町アーケードは実は国道324号線で、全国に2か所しかない“アーケード国道”としても知られています。

昭和55年(1980年)9月、浜町アーケードが全面改装され、新しくなりました。



浜町は過去に大きな火災を経験しているため、新しいアーケードは開閉型で、最新式の防火構造と設備を備えたものになりました。
老朽化に伴い1980(昭和55)年9月に、23年ぶりに新装完成した浜町アーケード。
安全を第一に長崎の“中心商店街の顔”にふさわしい、明るくシックな装いにリフレッシュしました。



アーケードの全面新装を記念して、記念イベントが開催。
県警音楽隊やバトントワラー隊などが繰り出して、パレードが行なわれました。


多くの買い物客で混雑していますが、当時の新聞記事によると、この日、何と10万人の人出があったということです。
その後、浜町アーケードは1982(昭和57)年の長崎大水害もくぐり抜け、今でも多くの買い物客や観光客を集めています。
現在のアーケードは1997(平成9)年にリニューアルされたものです。
放送局が撮影した 長崎の映像を配信している“ユウガク”より