17日にかけて大気の状態が非常に不安定に　再び警報が発表される恐れも

前線や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、明日（17日）にかけて長崎県では、雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みで、気象台は今後の雨の降り方によっては、大雨、洪水注意報や警報を再発表する可能性があり、土砂災害に注意するよう呼びかけています。

長崎地方気象台は16日午後4時27分、「大雨と落雷及び突風に関する気象情報」を発表しました。

朝鮮半島付近に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では、17日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

このため、長崎県では17日にかけて断続的に雨が降り、16日夜遅くから17日夕方にかけては、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあります。

長崎県ではこれまでの雨で地盤の緩んでいる所があります。地盤の緩んでいる所で雨が降り続いたり、雨雲が予想以上に発達した場合は、大雨・洪水警報を発表する可能性があります。
また、17日昼過ぎから夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

一時間ごとの雨の予想（17日 午前10時まで）

静止画で確認してください。

雨の予想

16日から17日にかけて予想される1時間降水量は、
いずれも多い所で、
　南部…30ミリ
　北部…40ミリ
　壱岐・対馬…50ミリ
　五島…50ミリ

16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、
いずれも多い所で、
　南部…90ミリ
　北部…100ミリ
　壱岐・対馬…120ミリ
　五島…120ミリ

その後、17日18時から18日18時までに予想される24時間降水量は、
いずれも多い所で、
　南部…50から100ミリ
　北部…100から150ミリ
　壱岐・対馬…100から150ミリ
　五島…100から150ミリ

防災事項

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。