長崎市にある『さわせ薬局』は、県の認定を受け“地域連携薬局”の役割を担っています。
“地域連携薬局”とは、地域の医療機関や他の薬局などと連携し、患者と医療の間をつなぐ薬局のことを言います。

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『さわせ薬局』は長崎県内で調剤薬局4店舗を運営しています。

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さわせ薬局 澤勢 瑞城さん:
「実際に在宅(医療・介護)の件数は年々増えてきているので、患者さんがご自宅に戻ってからの状況を、近隣の医療機関などと連携をして、より高度に患者さんに寄り添った取り組みができる薬局です」

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『さわせ薬局』では週に一度、近隣の病院を訪問し、かかりつけの患者の治療経過や服薬状況を確認したり、企業や学校で薬の正しい知識を伝えたりするなど、地域住民の健康を支える取り組みをしています。

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また『さわせ薬局』には、薬剤師の専門性を地域で発揮するために、多様な薬学知識・技能を持つ“地域薬学ケア専門薬剤師”がいます。
病院での研修や、学会などで得た幅広い知識で、地域医療や介護に貢献することができます。

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さわせ薬局大村店 地域薬学ケア専門薬剤師 濵崎 久司さん:
「患者さんが病院に入院した時に、どんな流れで治療を受けているのかというところを、こちらも学ぶことができるので、地域により寄り添った薬剤師になれるかなと」

目指すのは、暮らしにもっと身近な薬局です。

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さわせ薬局大村店 地域薬学ケア専門薬剤師 濵崎 久司さん:
「薬局って“処方箋がないと入れない”って思っている方がどうしても多いんですけど、処方箋は入場券ではないので、病院の先生に言いづらいことでも薬局だったら言えるという方も多いので、相談していただければと思います」

地域での薬局の果たす役割は、より広がっています。