世界を変える“ピースメーカー”を世に送り出す──そんな使命を掲げた新しい学校が長崎で動き出しています。

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午後7時、閉庁後の長崎市役所に続々と人が集まってきました。
去年、被爆地長崎に誕生した学校、その一期生の卒業発表会です。

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最初の40歩。
──40人の生徒が考えた世界を変える”最初の一歩”です。

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一般社団法人Peace Educagtion Lab Nagasaki 代表理事 林田光弘さん:
「自分の個性とか 大事にしている価値観と、社会課題を結び付けて行動する人達を増やしたい」

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ピース エデュケーション ラボ ナガサキ。平和学習を提供する『ピースツアー』と人材を育てるオンラインの学校『ピースアカデミー』の2本柱で、世界に羽ばたくピースメーカーを育てようと長崎市出身の2人が立ち上げた団体です。

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一般社団法人Peace Educagtion Lab Nagasaki理事 鳥巣智行さん:
「自分を知り世界を変える」

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去年開校した「ピース・アカデミー」には、全国から受講生が集まり、全10回のオンラインセミナーを通して社会課題へのアプローチを考えました。

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長崎県・高校生・坂元あゆ子さん:
「核兵器廃絶をアピールする可愛いステッカーを作ろうと思い立ちました」

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趣味の『ステッカー集め』と『核兵器問題』を結び付けたのは長崎の高校生です。

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広島県・高校生・繁山沙羅さん:
「(スタジアムが)満席状態で、毎試合、約2万個のプラスチックボトルのごみが出ることになるということです」

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(手にしたのはペットボトル キャップ7個を組み合わせて作られたカラフルな花々)
広島の高校生はサッカー観戦で気づいたゴミ削減のアイデアを提案しました。

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千葉の高校生がプレゼンしたのは、被爆者の人生を追体験する『RPG形式の平和学習』でした。

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千葉県・高校生・黒田夢奈さん:
「(1945年8月9日午前11時2分)原爆が投下されます。足がやけどでヒリヒリしているあなたは、倒壊した工場から抜け出すと、全身がただれた女児が助けを求めて あなたの足に抱きついてきました。その時、あなただったら助けますか?助けませんか?」

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自分だったら助けるか、助けないか──

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「この際に、当時の人の実際の選択と自分の選択を比較します。実際に工場で働いていた山口さんという方は、怖くて女児を振り払ったそうです」

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千葉県・高校生・黒田夢奈さん:
「長崎市のホームページを見て、ああこういうことがあったんだと思って、その一部を引用させて頂きました。やっぱり自分事として考えないと行動が続いていかないと思うので」

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林田光弘さん:
「行動する側に変わった時に世の中って一気に動くんじゃないかなって、そういう希望も感じる発表でしたね。若い子たちが平和のためにできることを考えて、大人それを支えていく被爆地 長崎ならではの新しい文化になると思うので、ぜひ育てていきたいと思います」

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