高松宮記念(GI)を制してGIホースの仲間入りを果たしたセイウンコウセイ(牡4・美浦・上原博之)が、スプリントGI春秋制覇に向けて、ウッドチップコースを軽快に駆け抜けた。追い切り後に管理する上原調教師の共同記者会見が行われた。

(GI馬となって臨んだ前走の函館SS・GIII・4着を振り返って)
「函館は洋芝ですし、例年だとコウセイに合っている馬場だと思って開幕週のこのレースに臨んだのですが、異例の高速馬場でこの馬には展開も馬場も不向きでした。32秒台で行っているわりには終いもそんなにタレずに走っていましたので、能力はあると思いました」

(前走から3か月と少しあいて、このレースに直行のローテーションになったが?)
「函館SSの後、北海道の涼しいところで休養しました。将来性のある馬ですし、暑い時期に戻したくはなかったので、スプリンターズS1本ということに決めて、美浦が涼しくなってから帰厩しました」

(帰厩後の調整は?)
「順調に来まして、先週、今週と本当に良い状態で調教スケジュールを組めました」

(1週前はビシッと追ったようだが?)
「終いビッシリ追うというのは、当初の予定だったのですが、その通りビッシリ追えました」

(今朝の最終追い切りは、ウッドチップコースで単走だったが?)
「先週追い切った後もさほど疲労感もなく馬も非常に元気でしたし、高松宮記念の最終追い切りは直線少し気合いつけて勝っていますので、今週も直線気合いつけていきました。馬の状態が良いものですから、2週続けて結構良い追い切りができたと思っていますし、良い状態でレースに臨めるでしょう」

(春はコンスタントに使ってきてのGI挑戦、今回は間隔があいてのGI挑戦となるが?)
「以前は(体質が)弱かったので、だいぶ間をあけたり、休養させながら使っていました。昨年末から今年初めにかけては、京都競馬場を主体に出走させていましたが、輸送も問題ないですし、馬がしっかりしてきました。状態の良い時に出走スケジュールを立てさせてもらって、それが良い方に向いたかなという感じもします。今回は休み明けで函館SS以来になりますけど、馬は良い状態です」

(中山の芝コースは今回初めてとなるが?)
「ローテーションや選んだレースで、たまたま中山の芝が初めてになりますが、右回りは何回も経験しています。通常調教はウッドチップですけど、普段から坂路でも調教していますし、パワーのある馬なので直線の坂も心配していません」

(馬場が渋った場合は?)
「今までのレース内容からも、道悪は苦にしないので、問題ありません。スピード決着となった前走もしっかり走っていますし、馬場は問わないと思います」

(この馬のセールスポイントは?)
「デビューした頃は体が出来上がっていなくて、未勝利を勝つまで時間がかかりましたけど、元々素質がありましたし、本当に利口な馬です。誰が乗っても良い結果を出してくれています」

(今回好走するポイントは?)
「1200、1400の距離では大崩れしていないですし、馬もだいぶ成長していますので、この馬の競馬をして良い結果を出してくれればと思います」

(最後に意気込みを)
「今年、春秋スプリント制覇できるのはこの馬だけになりますので、そうなるように厩舎としても期待しています」

(取材・写真:佐々木祥恵)