マイルCS(GI・京都芝1600m)に美浦から出走する各馬が、最終追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。

■マルターズアポジー(牡5・美浦・堀井雅広)について 武士沢友治騎手
「前走の京成杯AH(GIII・4着)後は、調子が上がってきて順調に来ているように思います。追い切りの時計はその気になればいくらでも出ますが、あまりやり過ぎないように調整をしてきました。今週(11/15)も輸送を考慮して終い重点でやりましたが、良い感じでした。

 前走は他の馬も同じ斤量を背負っていたらまた違ったのでしょうけど、58キロがこたえたようで、テンのダッシュがもうひとつでした。2000mのレースにも出走しましたが、展開面の影響もありますし、他馬に絡まれたらそこでテンションが上がってしまいますので、気性を考えるとマイルの方が良いと思います。

 今回はGIでマイルのスペシャリストもいますが、京都コースで自分の武器を生かしたいですね。ひどい不良馬場にならなければ、パワーがありますので、道悪もこなせるでしょう」

■グランシルク(牡5・美浦・戸田博文)について 戸田調教師
「今週(11/15)は田辺騎手が乗って併せ馬でやりました。先週ビッシリと追い切っていますので、終い重点の予定通りの追い切りでした。これで体も締まるでしょうし、輸送もあるので、理想的な馬体重で出走できそうです。

 仕掛けてからスッと動かないところがあり、惰性をつけて上がっていくと良い馬なので、京都のコーナーの坂は逆に良い方に働くかもしれません。前走(富士S・GIII・9着)は馬場が悪過ぎて、返し馬の時から脚の捌きが良くなかったようで、参考外のレースでしょう。ジョッキーも無理をしなかったと話をしていましたし、悪い馬場でレースをした割にはダメージもなく、順調に調整しています。

 メンバーは強いですが、前走より良い状態で臨めそうですし、馬場もさほど悪くならないと思うので、あとはこの馬の競馬ができればいいですね。前日に輸送予定ですが、輸送は問題ありません」

■ヤングマンパワー(牡5・美浦・手塚貴久)について 石橋脩騎手
「今週(11/15)の追い切りでは、終いは自分の感じで伸ばしました。状態は変わりなく良いですね。関屋記念(GIII・4着)でも良く伸びていますし、毎日王冠(GII・5着)も相手が強い中で、頑張ってくれたと思います。距離はマイルの方が実績がありますし、1800mよりは良いと思います。脚をためて弾けるというイメージはないですし、昨年も後ろから行ってそのままなだれ込むという形でしたし、去年のようなレースはしないでしょう。

 前回は逃げようと思っていましたが、他に前に行く馬がいたので控えました。今回は無理には逃げるつもりはないですけど、ポジションを下げるつもりはないですし、流れに乗ってレースを運び、その中で展開が向いてくれればと思います」

(取材・写真:佐々木祥恵)