阪神競馬場の1800mコースは外回りを使用したワンターンコース。仕上がりが遅れた関西馬がこのレースで賞金を加算してクラシックへと向かう傾向がある。優勝馬の中には10年のダノンシャンティ、13年のキズナ、17年のアルアイン、18年のブラストワンピースなど、のちにGI競走で活躍する馬も多く含まれており見逃せないレースだ。

 良血◎サトノインプレッサは、デビューからの2戦がいずれも重馬場だったにも関わらず、前残りの展開を後方から差し切った。まだ子供っぽさを残す馬だが、派手さはなくても勝負強さを印象付けるものだった。父ディープインパクトで、母は欧州のトップマイラー。マイルCSにも3度挑戦して3、4、3着と堅実な成績を残している。良馬場での高速決着にも十分対応できるだろうが、渋った馬場でも苦にしない。3連勝で皐月賞へと駒を進めてほしい。

 きさらぎ賞は前残りの展開に泣かされた○アルジャンナだが、能力は昨秋の東京スポーツ杯2歳S(2着)、そして新馬戦で証明済。母コンドコマンドは米国G1・スピナウェイS勝ち馬で、その父ティズワンダフルは、その名のとおりに米年度代表馬ティズナウ産駒。パンパンの高速決着よりも、やや時計がかかる中距離レースに向く印象だ。1番人気を裏切ってしまった前走の雪辱を果たしたいところだ。

 ▲ストーンリッジは弥生賞に勝ったカミノタサハラ、プリンシパルS優勝ベルキャニオンの全弟で、レパードSに勝ったボレアスの全弟でもある。きさらぎ賞は恵まれた面もあったが、キャリアを考えれば褒められる内容だった。新馬戦では11秒2〜11秒0〜11秒0という流れを2番手から力でねじ伏せた。結果次第ではクラシックの有力候補になり得る存在だ。

 先行力のある△ダノンアレーは母がカナダの古牝馬チャンピオン。不良馬場のデビュー戦で驚くような末脚を発揮した△テイエムフローラのレースぶりにも注目した。