凱旋門賞(仏G1)を2017・18年に連覇するなどG1・11勝の名牝エネイブル(牝6、英・J.ゴスデン厩舎)の引退が決定したと英競馬メディア『Racing Post』が報じた。レース3勝目を狙った4日の凱旋門賞の6着が最後のレースとなった。

 エネイブルは、父Nathaniel、母Concentric、その父Sadler's Wellsという血統。主戦騎手は3戦目以降、すべてのレースで手綱を取ったL.デットーリ騎手。

 2016年11月にデビュー。翌年の英オークスでG1初制覇を果たすとG1・5連勝で凱旋門賞を制覇。2018年は順調にレースを使えず9月のオールウェザー戦・セプテンバーS(英G3)での始動となるも、きっちりと勝利すると続く凱旋門賞で連覇を果たした。この年はさらに米遠征を行いブリーダーズCターフ(G1)も勝利、欧州以外でもビッグタイトルを手にした。

 その後も大レースで活躍を続け、キングジョージVI世&クイーンエリザベスS(英G1)では3度の勝利を収めた。3連覇を狙った2019年凱旋門賞はヴァルトガイストに阻まれ、改めて3度目の勝利を狙った今年は、デビュー以来初めて3着内を外す結果となった。

 通算成績は19戦15勝、G1は10連勝(非G1戦を挟む)を含む11勝を挙げた。