京都競馬場の改修工事のために阪神競馬場の3140mコースで行われる「京都ジャンプS」。例年であればこのコースが使われる9月の阪神ジャンプSが中京競馬場で行われており、2ヶ月遅れの阪神ジャンプSというイメージで臨みたい。ただし、障害馬にとっての大目標である中山大障害まで残り1ヶ月少々。有力馬は、それなりに力を出せる状態で出走してくるはずだ。

 阪神競馬場の3140mコースは「京都の3段飛びバンケット」といった独特な障害が置かれているわけではなく、比較的オーソドックスなコースだ。3角手前から左回りでスタートし、約1周のちたすきコースを経て右回りへとなり最後はダートコースを横切って芝コースへ。敢えて注意をするとすれば、左回りでスタンド前を通過する際の連続障害か、ゴール前200mに設置された置き障害を含め、用意された障害は12。安定した障害飛越と平地の脚が求められるコースだ。

 ◎オジュウチョウサンは阪神コース3戦3勝。より難易度が高い春のスプリングジャンプはレコード勝ちしており障害競走における連勝記録を「13」と伸ばした。9歳となった今でも衰えがないことを示している。まだ負けてほしくない。おそらく、早めに前を捕まえにいくような競馬をするはずで、差し・追い込み馬に注意したい。

○スズカブレストは、途中2年以上のブランクがあったものの復活し、今春の京都ハイジャンプに優勝した。前走は休み明けで61キロ。休養前と比べて馬体が減っていたことも影響したかもしれないが、どちらかといえば立ち回りの上手さで勝負するタイプだけに最後は脚力勝負となる東京コースは得意とはしていない。引き続き背負う61キロは楽ではないが、器用さに期待したい。

 ▲タガノエスプレッソは、この阪神コース3140mで行われる三木ホースランドパークジャンプSの優勝馬で、前走の阪神ジャンプSをレコード勝ちした。春の京都ハイジャンプはスタートで立ち遅れたために、ポジションが後ろになってしまった。前走は早めに先頭に立つような競馬で完璧な勝利をおさめたが、今回は平沢騎手がどのような位置でレースを進めるのかも興味深い。

 休み明けとなる△ブライトクォーツは中山大障害2着、春のグランドジャンプ3着の実力馬だ。切れる脚がない代わりに自慢のスタミナを生かしてタフな競馬に持ち込みたいところだが、オジュウチョウサンにとっては良い目標になってしまうかもしれない。