日本ダービーと同じ距離コースで行われる馬齢重量のGII戦で、上位2頭にはダービーへの優先出走権が付与される。過去10年間でいえば、2011年ウインバリアシオンと12年フェノーメノが、このレース優勝からダービーで2着となっているほか、アドミラブル、アポロソニック、マイネルフロストの3頭が青葉賞をステップにダービーで馬券圏内に健闘している。

 ◎リーブルミノルは同距離アザレア賞の優勝馬。未勝利脱出まで8戦を要したが、中京競馬場芝2200m戦で初勝利を記録すると、ゆきやなぎ賞2着のち、アザレア賞に勝った。前走は前半1000m通過が62.0秒で上がり3ハロンは34.2秒というスローペースからの瞬発力争いの流れ。好位置追走から、出走メンバー最速となる33.9秒の末脚で差し切った。すでに10戦を消化し大きな上がり目はないかもしれないが、ジワジワと1戦ごとに力をつけてきている印象だ。

 〇キングストンボーイはベゴニア賞優勝馬で、共同通信杯4着。半マイル通過49.6秒、上りが45.7秒、33.8秒というスローペースの流れの中で、出遅れながらも出走メンバー最速の上がりタイムで4頭横並びの2着争いに加わってきた。2着争いで先着を許したヴィクティファルスはのちにスプリングSを勝ち、シャフリヤールは毎日杯優勝馬。クビ差抑え込んだステラヴェローチェが皐月賞3着だから、推定上り3ハロン33.6秒を持ち出すまでもなく中身の濃い1戦だった。ただ、できることであれば良馬場で競馬がしたいタイプかもしれない。

 ▲ワンダフルタウンは京都2歳Sの優勝馬。ダノンザキッドに敗れたデビュー戦含め、過去4戦いずれもメンバー最速の上がりタイムを記録しており、京都2歳Sでは、のちにきさらぎ賞を勝つラーゴムを負かしている。問題は脚部不安からの休み明け初戦ということ。能力は認めるが、大事な時期に休まざるを得なかったのはやはりマイナスだ。

 同じくデビューからの3戦すべてで上がり最速タイム(同タイム含む)を記録している△アオイショーにとっては初めての左回り実戦となるが、ひと息入れたあとの山吹賞はスローペースを後方で折り合って最後は余裕をもって突き抜けた。飛びの大きな馬なので広いコースに変わるのはプラスではないか。

 △ノースブリッジは、結果的に逃げて2戦2勝だが、前半の半マイル51.0秒から早めスパートで後続を突き放した葉牡丹賞を見る限り逃げなくても競馬ができそうだ。前走アザレア賞で見どころのあるレースをした△モンテディオと△テンカハルも押さえておきたい。