今週も引き続き、新潟&小倉&札幌という夏の3場開催。

 重賞開催は日曜日の2レースのみで、小倉競馬場で北九州記念(GIII・芝1200mハンデ)、札幌競馬場では札幌記念(GII・芝2000m)が行われる。

 日本全体にかなり雨の降った今週初め。九州の小倉はおそらくたっぷりと水分を含んで、馬場回復の具合がどうなるかも焦点になりそう。一方、北海道の札幌は木曜日あたりから天気も回復傾向なので良馬場が期待できそうだ。

 今週はGII戦、札幌記念をデータを調べながら検討していきたい。

 先々週エルムS(函館GIIIダート1700m)では、当コーナーで取り上げたスワーヴアラミスが1着。先週関屋記念(新潟GIII芝1600m)でもプッシュしたデータは機能。ロータスランド(1着)、カラテ(2着)についても好走傾向の指摘ができた。この調子で今週も狙いの馬をデータから炙り出していきたいと思っている。

1 1番人気馬はそれなりに強いけど…?

 意外な感じもするが、札幌記念での1番人気馬は過去10年で、わずか1勝しかしていない。これは11年のトーセンジョーダンのみ。ほぼ10年近く勝っていないわけだ。

 昨年の1番人気ラッキーライラックも3着、一昨年フィエールマンも3着、さらに3年前のマカヒキも2着だった。どうも札幌記念に関しては、1番人気の単勝というのは非常に効率の悪い馬券となっているようだ。

 ただし馬券圏3着以内、ということであれば1番人気の成績は良い。過去10年で【1432】という結果である。要するにアタマから買うのはお得ではないが、連軸ならば頼りになるというくらいなのだ。

 では逆に、1着になっているのは何番人気が多いのか。これは2番人気から6番人気馬が10回中9回も占めている。単勝買うならば2〜6番人気の勝負ということか。

2 札幌記念はやっぱり前走GI戦の馬が良い?

 ご存知のとおり、夏場の競馬は重賞といってもほぼGIII戦ばかりである。

 6月末にはGI宝塚記念はあったものの、GII戦といえばダービーデイの最終レース目黒記念(東京GII・芝2500m)以来の久々のレースとなる。今週、若干の興奮を覚えるのもそのせいなのかもしれない。

 というわけで、出走メンバーもこれまで多かったハンデ戦とは一味違ってくる。いわゆるトップホースたちが秋の本格シーズンに向けての始動をしてくるからだ。

 過去10年の札幌記念データから見ると、やはり前走GI使いの馬が多いことがわかる。昨年を例に取れば、1着ノームコアは前走安田記念(4着)、2着ペルシアンナイト&3着ラッキーライラックは前走宝塚記念からだった。

 過去10年で馬券圏内30頭、前走GIという馬は18頭になる。今年でいえば前走GIレース経由というのは、ソダシ(前走GIオークス8着)、ラヴズオンリーユー(前走G1QE2世C1着)、ユーキャンスマイル(前走天皇賞春7着)の3頭のみ。人気サイドになるが、この3頭はやはり中心に考えておいたほうが良い。

3 前走函館記念で上位独占の年もある?

 前走GI使い重視はセオリー。しかし次に多いのは前走函館記念組というデータもある。

 こちらは過去10年の馬券圏内30頭中8頭もいるのだ。近3年はまったく馬券になっていないものの、17年は1&2着が函館記念で9着&7着だったサクラアンプルール(6番人気)とナリタハリケーン(12番人気)で、馬連3万円&3連単20万円台の大爆発。さらに13年は1〜3着が、前走函館記念の1〜3着馬での中波乱という結果もあった。

 荒れるレースを期待するならば、前走函館記念組から軸馬を選んでみるということか。

4 2桁人気馬ならば前走函館記念組から?

 札幌記念も、先週取り上げた関屋記念同様に、2桁人気馬が大活躍するようなタイプのレースではない。わりと9番人気までで馬券圏内が占められるのだ。

 2桁人気馬で、馬券圏内になっているのは過去10年で2頭のみ。17年2着ナリタハリケーン(12番人気)と、13年3着アンコイルド(14番人気)だ。しかも2頭ともに前走が函館記念であった。項目3を後押しするようなデータだが、2桁人気馬を狙うならば函館記念組ということ。

 今年前走函館記念からはアイスバブル(2着)、バイオスパーク(3着)、ディアマンミノル(4着)、マイネルウィルトス(8着)の4頭。人気薄になれば逆に狙い目になる?

 今年はどうやらラヴズオンリーユーが1番人気になりそう。馬券とすれば、この馬を2着か3着に固定。1着候補に2〜6番人気。さらに函館記念組などの人気薄を組み合わせるような馬券が面白いのかもしれない。

(netkeiba編集部)