【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・4/24フローラS(GII・東京・芝2000m)
 好位から伸びたエリカヴィータがパーソナルハイの逃げをゴール直前でとらえました。通算成績は3戦2勝。前走のフェアリーS(GIII)は10着と敗れたのですが、出遅れて外を回らされた上に、4コーナーで大きな不利を受けるという散々なレースでした。

 今回はそれ以来の実戦。セレクトセール1歳で1億7000万円(税抜)の高値が付いた良血馬だけあって、非凡な資質を披露しました。母マルシアーノはダートで3勝。種牡馬として活躍しているキンシャサノキセキ(高松宮記念2回など短距離重賞7勝)の全妹です。本馬を含めてこれまでにデビューした2頭はいずれも勝ち上がっており、年齢的にもまだ若いので、これからファミリーの枝葉を大きく伸ばしていきそうです。

 父キングカメハメハは現3歳がラストクロップで、フラワーC(GIII)を勝ったスタニングローズに次いで世代2頭目の重賞勝ち馬となります。いずれも次走はオークス(GI)の予定。

 キングカメハメハ産駒のオークス制覇は2010年のアパパネ以来途絶えているのですが、今年の牝馬クラシック戦線は混戦模様で、桜花賞組が絶対的に信頼できるという情勢でもないので、チャンスはありそうです。

◆今週の血統注目馬は?

・4/30横浜S(3勝クラス・東京・ダ2100m)
 東京ダート2100mに強い種牡馬はジャスタウェイ。2012年以降、当コースで産駒が20走以上した69頭の種牡馬のなかで、連対率23.8%は第4位。当レースに産駒を登録している種牡馬のなかではナンバーワンです。

 当レースにはホウオウエーデルが登録しています。後ろから行く馬なので、展開に左右される面があり、ここ2走は前残りの競馬だったので末脚が不発に終わりました。

 今回、人気はまったくないと思われますが、3走前に同クラスで2着となっており、展開が向けば通用するだけの力は秘めています。血統的に相性がいい東京ダート2100mなら一発の可能性を秘めています。

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