【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・6/12 函館スプリントS(GIII・函館・芝1200m)

 好位につけたナムラクレアが残り200mで抜け出し、後続に2馬身半差をつけて楽勝しました。勝ちタイム1分07秒2はレース歴代2位、着差は歴代トップタイと、いずれも優秀です。

 生産した谷川牧場は北海道浦河の名門で、これまでにタケホープ、ミナガワマンナ、チョウカイキャロル、サクセスブロッケンなど多くの活躍馬を生産しています。五冠馬シンザンを種牡馬として繋養していたことでも知られています。

 父ミッキーアイルは、本馬の他にメイケイエール、デュアリスト、ピンハイなどコンスタントに活躍馬を出しています。産駒の連対率21.0%、1走あたりの賞金額207万円は優秀。連対率が20%以上、なおかつ1走あたりの賞金額が200万円を超える種牡馬は稀で、それなりの数の現役競走馬がいる国内種牡馬のなかでは、ディープインパクト、ロードカナロア、そしてミッキーアイルの3頭のみ。

 牡と牝では産駒の傾向が異なり、前者はダート、後者は芝を得意としています。これで芝1200mでは3戦全勝。スプリンターとして非凡な資質を示しています。秋のスプリンターズSは、斤量が今回よりも3kg増の53kgとなるので、それを克服できるかどうかが鍵となります。ちなみに、スプリンターズSが秋に行われるようになった00年以降、3歳牝馬の優勝は一度しかありません(07年アストンマーチャン)。

◆今週の血統注目馬は?

・6/18 相模湖特別(2勝クラス・東京・芝1400m)

 東京芝1400mに強い種牡馬はロードカナロア。2012年以降、当コースで産駒が20走以上した108頭の種牡馬のなかで連対率26.2%は第2位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワン。登録馬カフェサンドリヨンはここ2走連続して2着となっており、そろそろ順番でしょう。

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