【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・6/26 宝塚記念(GI・阪神・芝2200m)

 4コーナーで先頭に立ったタイトルホルダーが後続を寄せ付けず押し切りました。勝ちタイム2分09秒7はコースレコード。宝塚記念史上初めて2分10秒の壁を破りました。7馬身差で圧勝した天皇賞・春も驚きでしたが、今回のレース内容も持続力のお化けというべきもので、想像のはるか上を行くものでした。ここにきて大きく成長し、以前とは別馬となった感があります。

 それを可能にしているのは母方に入るヨーロッパのスタミナ血統。母の父モティヴェイターは英ダービー馬で、トレヴ(凱旋門賞2回などG1を6勝した女傑)の父。その父モンジューは凱旋門賞や仏・愛ダービーなどG1を6勝。2代母の父シャーリーハイツは英・愛ダービー馬。母メーヴェはヨーロッパ最高クラスの重厚なスタミナ血統を集めています。

 これに社台グループの歴史そのものといえるドゥラメンテを交配して誕生したのがタイトルホルダー。

 この秋に挑戦する凱旋門賞は血統的に合っていると思われるだけに、大いに期待したいところです。

◆今週の血統注目馬は?

・7/2 開成山特別(1勝クラス・福島・芝2600m)

 福島芝2600mに強い種牡馬はゴールドシップ。2012年以降、当コースで産駒が20走以上した20頭の種牡馬のなかで連対率25.9%は第3位。

 当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワン。

 ちなみに、1位オルフェーヴルはゴールドシップと同じ「ステイゴールド×メジロマックイーン」の組み合わせで、5位は両馬の父ステイゴールド。

 この系統が強いコースといえます。今回登録しているネイチャーシップは、過去5走、3、3、4、3、3着と勝ち切れませんが、乗り方ひとつでしょう。

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