サマースプリントシリーズ第2戦CBC賞。芝1200mのハンデ戦として親しまれているレースで、今年も昨年に引き続き、京都競馬場整備工事による開催日程の変更に伴い、小倉競馬場で行われる。小倉競馬場の1200mコースは2コーナーのポケット付近からスタートするワンターン。全体的に下り坂が続く、スピードに乗りやすいコースだが、前半が速くなりすぎると、293mの直線とはいえガラリと一変することもある難コースだ。コース替わりや当日の馬場状態など頭の痛いレースだ。

 エルフィンS3着、スイートピーS2着などの実績がある◎スマートリアンの前走は初めての1400m戦だったにもかかわらず、楽についていくことができた。最後の直線で行き場をなくして後方に下がってしまったことは惜しまれるが、ゴール前では大外から差を詰めており、短距離戦に対する適応力を示す内容だった。

 今回はさらに200mの短縮となるが、エンパイアメーカー産駒の半兄スマートダンディー、同じくヘニーヒューズ産駒の半兄スマートセラヴィーは、ダートとはいえ1200mで勝ち星あるように血統的にも適性を感じさせる。新しい1面を引き出すきっかけになるかもしれない。先物買いの期待を込めて1票を投じたい。

 〇ファストフォースは昨年の覇者。当時は格上げ初戦で休み明け、初ブリンカーという初モノ尽くしの中で馬体重18kg減での出走だったが、1分6秒0というJRAレコードでの逃げ切り勝ちであっと言わせた。ロードカナロア×サクラバクシンオーという快速配合で母系は底力を誇るコランディア系。詳細は避けるが祖母のフレンドレイが凝りに凝った配合でスピードの源泉はここにありそうだ。

 課せられたハンデは勝った昨年比4kg増で、2着だった北九州記念から1kg増の56kgだが、馬体重500kgを超える大型馬で、条件馬時代とはいえ57kgで2勝しているくらいだから、必要以上に心配する必要はなさそうだ。ハナが理想だが、好位からも競馬ができる馬。小倉競馬場1200mは3戦して2勝2着1回。もっとも死角が少ないのが、この馬だ。

 ▲アネゴハダは昨年の小倉2歳Sが勝ったナムラクレアから0.6秒差3着で、フィリーズレビューも勝ち馬と同タイム2着だったナムラクレアから0.3秒差3着。ここは格上げ初戦となるが、函館スプリントSを楽勝したナムラクレアを基準に考えれば世代トップクラスの能力ともいえる。前走は楽勝だったが、斤量に恵まれていたのも事実。ここが試金石となるかもしれない。

 △テイエムスパーダは昨年のフェニックス賞で、当時まだ未勝利馬だったナムラクレアと顔を合わせて0.1秒差2着。このレースでは枠入りに手間取り、ゲート再審査となってしまったが3着以下には0.4秒差をつけており、スピードの違いを見せつけた。1200m戦に限れば5戦3勝2着1回で、スタートでつまずいてリズムを崩した葵Sを除けばほぼパーフェクト。小倉競馬場も3戦2勝2着1回と得意としている。激しい短距離戦だけに今村騎手の手綱さばきにも注目したい。

 △タイセイビジョンはアーリントンC優勝馬。2歳時に京王杯2歳Sに勝ち、朝日杯フューチュリティS2着。1200m戦に限れば、函館2歳S2着、京阪杯2着。昨年のCBC賞は追い込み届かず4着だったが、京阪杯ではファストフォースに先着を果たしている。前崩れの展開が望みだが、開幕週だけにどうだろう。

 △スティクスはテンの速さが武器。同型馬は多いものの開幕週だけにその先行力は魅力だ。