7月27日にイギリスのグッドウッド競馬場で行われるサセックスS(英G1・3歳上・芝1600m)。1841年に創設され、2012年には欧州の最強マイラー・フランケルが史上初の連覇を達成した伝統ある8ハロン戦だ。

 今年はバーイードやアルコールフリーなど欧州の強豪馬が集結。日本からはバスラットレオン(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が参戦する。

 以下、出走を予定する注目馬のプロフィール。

■バーイード(Baaeed、牡4・英・W.ハガス厩舎)

 昨年6月のデビューから快進撃を続け、同年9月のムーランドロンシャン賞(仏G1)でG1初制覇を飾ると、勢いのままにG1を4連勝。現在8戦8勝の圧倒的な戦績を誇る。今年7月に発表されたロンジンWBRRでは世界1位となるレーティング128を獲得。

 前走のクイーンアンS(英G1)はノーステッキで後続に1.3/4馬身差をつける快勝だった。父は2009年の英国クラシック二冠を含むG1・6連勝で凱旋門賞を制した名馬シーザスターズ(Sea The Stars)。

■アルコールフリー(Alcohol Free、牝4・英・A.ボールディング厩舎)

 2020年8月の条件戦でデビューし、同年9月のチェヴァリーパークS(英G1)でG1初制覇。翌2021年6月のアスコット開催でマイル女王決定戦・コロネーションSを完勝すると、同年7月にはサセックスSに出走し、強豪ポエティックフレアに1.3/4馬身差をつけて勝利を飾った。今年は同レース連覇がかかる。

 7月9日に行われたジュライカップ(英G1)では、プラチナジュビリーS(英G1)覇者ネイヴァルクラウン、短距離G1を3勝しているパーフェクトパワー、日本馬キングエルメスなど快速馬が集結するなか、スプリントG1・2勝目を果たした。

■モダンゲームズ(Modern Games、牡3・英・C.アップルビー厩舎)

 昨年7月にデビューし、2戦目のメイドンを勝利。同年9月にタタソールズS(英G3)で重賞タイトルを獲得すると、11月にBCジュヴェナイルターフ(米G1)に参戦し、G1初勝利を飾った。

 3連勝で迎えた今年5月の仏2000ギニー(G1)では先行勢を見る位置でレースを進め、最終直線では2着馬テキサスを勢いよく振り切って勝利。なお、管理するアップルビー厩舎は上述したコロエバス、ネイティブトレイル、モダンゲームズの3頭で今年の英・愛・仏2000ギニーを制覇しており、この3レースを異なる管理馬で制する史上初の快挙を成し遂げている。

■バスラットレオン(Bathrat Leon、牡4、栗東・矢作芳人厩舎)

 2020年7月に札幌競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューし、2歳時には朝日杯FS(GI)で4着に好走。昨年3月に1勝クラスを勝ち上がると、続くNZT(GII)では序盤から積極策を取り、2着タイムトゥヘヴンに5馬身差をつける圧勝劇を見せた。

 今年3月にはドバイ遠征を敢行し、ゴドルフィンマイル(首G2)に出走。スタートでハナを奪うと、そのまま後続を寄せ付けず1.1/4馬身差の逃げ切り勝ちをおさめ、日本調教馬として2006年のユートピア以来16年ぶりとなる同競走制覇を飾った。