【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・7/31 クイーンS(GIII・札幌・芝1800m)

 インから伸びたテルツェットがゴール前の競り合いを制して2連覇を達成しました。昨年は函館、今年は札幌と、異なる競馬場で行われた同一重賞を連覇したことになります。

 当レースでも過去にアイムユアーズが記録しているほか、ラッキーライラック(エリザベス女王杯)、レディアルバローザ(中山牝馬S)、ゴルトブリッツ(アンタレスS)なども達成しています。思い浮かぶのはこのあたりですが、もっとあるかもしれません。ちなみに海外では、女傑エネイブルがふたつの競馬場で行われた凱旋門賞を連覇しています(シャンティイ、パリロンシャン)。

 勝ったテルツェットはディープインパクト産駒で、リアルスティールとラヴズオンリーユーの4分の3同血(父が同じで母同士が親仔)。3代母モネヴァッシアは名種牡馬キングマンボ(キングカメハメハの父)の全妹、4代母ミエスクは80年代の世界最強マイラー、という超良血です。将来、繁殖牝馬としてきっと優れた産駒を送り出すことでしょう。

◆今週の血統注目馬は?

・8/6 北辰特別(1勝クラス・札幌・芝1800m)

 札幌芝1800mと相性のいい種牡馬はエピファネイア。サンプルは少ないのですが、過去15回出走して1着3回、2着3回。勝率20.0%、連対率40.0%と優れた成績を挙げています。当レースにはポケットシンデレラとメイレンシュタインの2頭が登録しています。いずれも、さほど人気にはならないと思われますが、一発の魅力があります。

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