【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・8/28新潟2歳S(GIII・新潟・芝1600m)

 ウインオーディンとシーウィザードの競り合いを、内から伸びたキタウイングがまとめて交わしました。牝馬の新潟2歳S制覇は、2010年以降ではマイネイサベル、ハープスター、ヴゼットジョリー、ウーマンズハートに次いで5頭目です。

 父ダノンバラードは今年の2歳世代が絶好調。現在、JRA2歳種牡馬ランキングではエピファネイアに次ぐ第2位で、当レースは3頭出しでした。

 2015年から日本で2年間種付けをしたあと、2017年にイタリアで、2018年にイギリスで供用され、2019年に買い戻す形で日本に帰ってきました。

 地方競馬のダートグレード競走はロードブレス、ダノンレジーナが勝っており、JRAの重賞はこれが初制覇です。

 三冠馬コントレイルと同じく「ディープインパクト×アンブライドルド系」という配合構成で、2代母はデヴィルズバッグやグローリアスソングの全妹にあたる超良血。受胎率は低めですが、この活躍ぶりはフロックではないでしょう。これからが楽しみです。

◆今週の血統注目馬は?

・9/4飯豊特別(2勝クラス・新潟・芝1400m)

 新潟芝1400mと相性のいい種牡馬はドゥラメンテ。連対率25.0%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した55頭の種牡馬のなかで第1位。

 当レースにはティーガーデンが登録しています。前走のユニコーンSは12着と敗れましたが、デビュー以来初のダート挑戦で、なおかつ重賞だったことを考えれば大敗も致し方ありません。

 ニュージーランドトロフィーでは5着と健闘しており、状態さえ問題がなければ巻き返し可能でしょう。

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