【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・9/4 新潟記念(GIII・新潟・芝2000m)
 中団馬群を追走したカラテが直線で楽に抜け出し、ユーキャンスマイルの追撃を抑えて2つめの重賞を獲得しました。マイル路線に距離を短縮して頭角を現した馬ですが、今回は2000mに距離を戻しての戦い。年齢を重ねたことで、現在はこのぐらいの距離がちょうどいいのかもしれません。新潟外回りコースは、昨年の関屋記念で2着と健闘した経験があります。

 父トゥザグローリーはキングカメハメハ産駒で、現役時代に京都記念など5つの重賞を制覇。有馬記念では3着と好走しました。本馬の他にゲンパチルシファーがプロキオンSを勝って重賞ウィナーとなっています。2代母レイサッシュはステイゴールドの半妹で、3代母ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹。

 ロイヤルサッシュにさかのぼるこのファミリーは、馬体を小さく出すという特徴があるので、フレンチデピュティ、トゥザグローリーと、雄大な馬格を伝える種牡馬を2代連続で交配したのが正解だったのでしょう。カラテ自身の馬体重は532kg。小さくても走る血統で馬体が大きく出たのですから破壊力があります。天皇賞・秋が楽しみになってきました。

◆今週の血統注目馬は?

・9/11 長久手特別(2勝クラス・中京・芝2000m)
 中京芝2000mと相性のいい種牡馬はディープインパクト。連対率25.7%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した60頭の種牡馬のなかで第1位。当レースにはアナレンマとラブアンバサダーが登録しています。

 注目は前者。当コースで行われた前走の常滑特別は3着と敗れましたが、昇級初戦だったことを考えれば上出来です。過去、当コースでは[2-0-1-0]。約3ヵ月ぶりの実戦ですが、成長力豊かな血統なので、さらに強くなっている可能性は高いでしょう。

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