【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・9/10紫苑S(GIII・中山・芝2000m)
 3コーナーから進出を開始したスタニングローズが、直線で逃げ粘るサウンドビバーチェをクビ差とらえ、フラワーC以来となる重賞2勝目を挙げました。勝ったことはもちろんですが、夏をうまく乗り切ることができたのが収穫です。

 前走、オークスで2着と健闘したときは10番人気でしたが、次走の秋華賞では上位人気に推されることは確実です。

 キングカメハメハのラストクロップで、ローザネイを牝祖とする“薔薇一族”に属しています。このファミリーは、かつては活力にあふれ、1995年から2011年までの17年間に重賞を19勝。

 しかし、2012年以降は途絶えていました。その空白期間を、今年春のフラワーCでスタニングローズが終止符を打ち、今回さらにタイトルを積み重ねました。

 紫苑Sと同じ日の中京2Rで、2億円馬チャンスザローゼスが未勝利戦を好内容で勝ち上がりましたが、この馬も薔薇一族出身です。いいリズムが出てきたので、これから第二のピークを形成していくかもしれません。

◆今週の血統注目馬は?

・9/17初風S(3勝クラス・中山・ダ1200m)
 中山ダ1200mと相性のいい種牡馬はアジアエクスプレス。連対率29.6%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した187頭の種牡馬のなかで第4位。

 当レースにはメディーヴァルが登録しています。中山コースは初めてで、ダート1200mはデビュー以来わずか3回目となりますが、血統的なコース適性が優れているのでおもしろいでしょう。叩き2戦目の今回はチャンスです。

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