今年の仏ダービー馬ヴァデニ(牡3、仏・JC.ルジェ厩舎、Vadeni)が、10月2日にパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(3歳上牡牝・GI・芝2400m)に参戦する可能性が高まったことがわかった。『RacingTV』など複数の欧州メディアが報じている。

 アガカーンスタッドのマネージャーは取材の中で「翌週末はアスコットよりパリの方が天気が良い可能性が高いと思い、より馬場の良い方を選んだ」とコメント。当初予定していた英チャンピオンSを回避し、凱旋門賞に向かう構えを見せた。

 また、バーイードの回避が影響したかについては、一つの判断材料ではあったがそれが一番の懸念ではなかった、として馬場状態を最重要視した上での決断であることを強調した。

 ヴァデニは父Churchill、母Vaderana、母の父Monsunという血統の仏国産馬。オーナーはBCターフなどG1・3勝をあげた名牝タルナワを所有していたアガ・カーン殿下。

 2021年7月にデビューし、初戦・2戦目を連勝。今年5月のギシュ賞で重賞初制覇を果たすと、続く仏ダービーも制し、G1初制覇を飾った。その後もエクリプスSで古馬相手にG1勝利をあげるなど、今年の欧州3歳路線の筆頭格とも言える活躍を続けている。通算成績は8戦5勝。

 これを受け、ブックメーカー各社はヴァデニの前売りオッズを復活させている。英ブックメーカー『bet365』はタイトルホルダーと並ぶ3番人気タイの9.0倍、『William Hill』は5番人気で12倍のオッズを提示している。