今週で5回中京開催も最終週。昨年の最終週に中京ダート1800mでデビュー勝ちした馬がクラウンプライド(新谷功一厩舎)。当時は5番人気だったが、2着に6馬身差の圧勝。その後のもちの木賞も勝ち、3歳になるとUAEダービーで海外重賞制覇を果たす。

 ケンタッキーダービーは13着に終わっているが、出走したこと自体が素晴らしい。現在は栗東に在厩し、日本テレビ盃(9月28日・船橋ダート1800m)へ向けて調整中。今後の走りも注目の1頭だろう。

【10月1日(土) 中京芝1600m】

◆ジョーシーゲル(牝、父ヴィクトワールピサ、母ミスアイーカメ、栗東・松下武士厩舎)

 母系に芝1400m以下の距離で4勝を挙げているシルクドラグーン(父スペシャルウィーク)やダート中距離で3勝を挙げているピュアジャッジ(父ホッコータルマエ)がいる血統。

 本馬は8月31日にゲート試験を合格。9月に入り、坂路で追い切りを消化していたが、9月14日に「この追い切りを見て、方向性を見極めたいと思っています」と話していた松下武士調教師。その内容が6F82.5秒で新馬と併せて先着。

 追い切り直後に「初めてのCWでの追い切りとしては上々の動き。距離もマイルくらいあった方がいいですね」と同師。9月22日の坂路では2F24.5秒をマークしており、パワーのあるところも見せている。デビュー戦に関しては中京だけでなく、中山芝1600m(牝)も視野に入っている。

【10月2日(日) 中京ダート1400m】

◆スマイルモネ(牝、父キンシャサノキセキ、母パチャママ、栗東・北出成人厩舎)

 母系に2018年目黒記念を優勝したウインテンダネス(父カンパニー)がいる血統。半姉のオンマガトオル(父ジャスタウェイ)は先日の3歳上1勝クラスを未勝利の身でありながら、勝ち上がっている。

 本馬は9月7日にゲート試験を合格。その後も在厩で調整を続け、9月22日には池添謙一騎手が跨って、CWでの3頭併せ。一番後ろから追いかける形だったが、最後の直線は一番外を回っていながら、3頭で最も手応えよくフィニッシュしている。

 2回目のハローが終了した直後の馬場だったとはいえ、外を回って6F81.8秒は十分に価値ある時計。しっかりと体力があることも証明したような動きなので、これならいきなり楽しみ。

【10月2日(日) 中京芝2000m】

◆ダノンタッチダウン(牡2、父ロードカナロア、母エピックラヴ、栗東・安田隆行厩舎)

 2021年セレクトセール1歳にて、2億4000万円で落札されたロードカナロア産駒。半兄は同厩舎で管理され、デビューから3連勝でホープフルSを制したダノンザキッド(父ジャスタウェイ)。

 8月3日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。この時はゲート試験を目標として、合格した後は再び牧場へ戻って調整を進めていた。9月に入って、栗東へ再入厩。9月22日はレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨り、ダイアトニックを追走する併せ馬。4馬身ほど追いかけたこともあり、ゴール前では半馬身ほど遅れていたが、6F82.0秒をマーク。

 併せた相手に騎乗していた安田景一朗調教助手から「ジョッキーの話では、最後の直線は馬場が悪かったこともあって、無理しなかったようです。それでもあそこまで差を詰めていますし、3コーナーでのパワーのある動きには『さすが』と素質の高さを感じてくれたようです」と教えていただいた。

 兄同様、GIまでノンストップで駆け上がっていくようなポテンシャルのある馬だということは間違いない。

◆ロードマンハイム(牡、父ロードカナロア、母ワイルドココ、栗東・友道康夫厩舎)

 全姉に同厩舎で管理され、芝2000mで3勝を挙げているヴェルトハイムがいるが「このきょうだいでは初めての牡馬。そういった意味では期待が大きいですね」と入厩前から友道康夫調教師は大きい。

 本馬は4月22日にケイアイF千葉から栗東へ入厩して、4月28日にはゲート試験を合格。その後は牧場で調整され、8月下旬に栗東へ再入厩。

 9月22日はレースで騎乗予定の和田竜二騎手が跨り、CWでの3頭併せ。2歳未勝利のガルヴァナイズには遅れたが、ゴールを過ぎた1コーナーあたりでは追い抜く勢い。頭の位置がすごく低い馬ではあるが、いかにも追わせるタイプで、追い切るごとに動きが良くなっている印象もある。

(取材・文:井内利彰)