【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・10/30 天皇賞・秋(GI・東京・芝2000m)

 中団を追走したイクイノックスが直線で大外から伸び、大逃げを打ったパンサラッサをゴール直前でとらえました。GI初制覇です。1984年にグレード制が導入され、1987年から3歳馬が出走できるようになってから、3歳馬が1番人気に推されて優勝したのは今回が初めてです。

 父キタサンブラックは2017年の覇者なので親仔二代制覇となります。ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞/父キングカメハメハ)の半弟で、母シャトーブランシュはマーメイドSの勝ち馬。キタサンブラック産駒はヘイロー-サンデーサイレンスのラインをクロスさせた配合が成功していますが、本馬はヘイロー4×4。それに加え、血統構成のよく似た三種の血、「ヘイロー、ドローン、サーアイヴァー」を執拗に重ねており、文句なしの名配合といえるでしょう。

 アルザオ(ブラックタイドの母の父)とダンシングブレーヴ(キングヘイローの父)は、配合構成がよく似ているのでニックスの関係にありますが、本馬はこの両血脈を抱えています。春は成長途上で弱いところがありましたが、それでも皐月賞と日本ダービーで連続2着。弱さが解消すれば父を超えてもおかしくありません。

◆今週の血統注目馬は?

・11/6 もちの木賞(2歳1勝クラス・阪神・ダ1800m)
 阪神ダ1800mと相性のいい種牡馬はドレフォン。連対率27.3%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した156頭の種牡馬のなかで第8位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワン。

 当レースにはコンティノアールが登録しています。ドレフォン産駒の阪神ダ1800mは、2歳戦に限ると20戦10連対(連対率50%)と圧倒的。ここは連勝のチャンスでしょう。

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