秋の女王決定戦である一方、2200mという特殊な条件で行われるため波乱も珍しくない一戦。昨年同様に阪神の内回りで行われ、トップスピードよりはタフな条件を走り切るためのスタミナが要求されるレースになるだろう。
1.前走GII以上
過去10回で、前走GI・GII組(海外含む)が[10-9-8-90]で好走馬のほとんどを占めており、上がり馬や前走GIII組はあまり通用していない。
2.前走着差に注目
前走大敗した馬の巻き返しは少ないレース。過去10回で、前走勝利していた馬は[2-3-3-36]の複勝率18.2%で、負けた馬でも着差が0.0〜0.2秒だと[3-3-2-30]で複勝率21.1%、0.3〜0.5秒だと[4-2-4-22]で複勝率31.3%あるのに対し、前走0.6〜0.9秒負けていた馬は[1-2-1-35]で複勝率10.3%、1秒以上負けていると[0-0-0-20]。
3.図太く脚を使えるか
昨年の同レースはラストの上がり3ハロンが36秒5もかかり、33秒台の上がりが要求されるようなスピードレースで勝ち切れていなかった馬が上位に台頭した。今年に関しても、昨年ほどではないにせよタフなレースになると予想し、図太く末脚を伸ばせそうな馬を中心視したい。
ウインマリリンは昨年のこのレースで16着に惨敗するなど一時期リズムを崩していたが、前走の札幌記念で3着と復調気配。調教を見るにさらに状態を上げてきており、勝ち負けまで期待できると見る。